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吉田彩舟先生(東邦大学)をお迎えし、第222回分子生命科学研究所セミナーを開催しました。

令和8年(2026年)10月22日(木)、吉田彩舟博士(東邦大学理学部生物分子科学科・講師)にお越しいただき、第222回分子生命科学研究所セミナーを開催しました。

【 第222回分子生命科学研究所セミナー 概要 】

日時:令和8年(2026年)10月22日(木) 16:00〜17:30

会場:基礎3号館3階 315A室(ミーティングルームA)

<演者・演題>

吉田 彩舟 先生(東邦大学理学部生物分子科学科・講師)

「一次繊毛から読み解くHedgehogシグナル制御 ー 発生・疾患から創薬へ ー」


※ 分子生命科学研究所セミナーは公開セミナーです。


本セミナーでは、細胞表面に存在する微小な細胞小器官「一次繊毛」に着目し、個体の発生や組織形成に重要な役割を果たすHedgehog(Hh)シグナルの制御機構について、最新の研究成果が紹介されました。特に、一次繊毛の根元に局在するリン酸化酵素DYRK2が、転写因子GLI2/GLI3のリン酸化を介してHhシグナルの活性化を促進することや、Dyrk2欠損マウスではHhシグナルの低下に伴う組織形成異常が生じることなど、分子・個体レベルの解析に基づく興味深い知見が示されました。さらに、Hhシグナルの異常が関与するがんや薬剤耐性がんに対して、従来のSmoothened(SMO)阻害剤とは異なる新たな分子標的治療の可能性についても紹介されました。一次繊毛を介した細胞内シグナル伝達の分子機構について理解を深めるとともに、基礎研究の成果が疾患の解明や新たな治療法の開発へとつながる可能性を学ぶ、大変有意義なセミナーとなりました。

ポスター
講演の様子