[和文誌] 椎村、井上、佐藤(遺伝情報研究部門)が、日本薬理学会雑誌(Folia Pharmacol Jpn)のキーワード解説を執筆しました。
2025年11月4日に刊行された日本薬理学会雑誌(Folia Pharmacol Jpn)のキーワード解説において、椎村祐樹、井上泰良、佐藤貴弘が「グレリン―脳腸ホルモン受容体:がん悪液質への治療応用」を執筆しました。
本稿では、グレリン受容体の発見から構造解析、さらにはグレリン受容体作動薬アナモレリンの臨床応用に至るまで、25年にわたる研究の歩みを概説しています。グレリンの脂肪酸修飾による独自の活性制御機構や、受容体の立体構造に基づくリガンド認識の特徴を紹介するとともに、がん悪液質やフレイルなどへの治療応用の可能性について最新の知見をまとめています。
椎村祐樹,井上泰良,佐藤貴弘
『日本薬理学会誌(Folia Pharmacol Jpn)』160巻6号:411–413, 2025年