入試情報 久留米大学

[論文]矢田俊彦客員教授、佐藤貴弘教授(遺伝情報研究部門)らがBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に論文を発表しました。

矢田俊彦客員教授(遺伝情報研究部門)が責任著者を務め、佐藤貴弘教授(同部門)らが共著者として参加した論文がBioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載されました。

Onion’s ability to reduce feeding and weight in fat-fed obese mice: its induction by cut and incubation at room temperature

Yermek Rakhat, Soo Takasu, Kohei Morikawa, Dauren Zhantleu, Lei Wang, Masanori Asada, Hiroshi Doi, Takahiro Sato, Seiya Banno, Shin Tsunekawa, Yusuke Seino, Atsushi Suzuki, Daisuke Yabe, Yutaka Seino, Yusaku Iwasaki, and Toshihiko Yada

Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, zbag155, 2026.
2026年10月15日オンライン公開


タマネギは身近な食材であり、健康に役立つさまざまな働きが報告されています。しかし、肥満に対する作用や、その作用が調理方法によってどのように変わるのかは、十分に分かっていませんでした。

本研究では、高脂肪食によって肥満になったマウスを用いて、タマネギの処理方法と摂食量・体重への作用を調べました。その結果、タマネギを切ってから35℃で一定時間置く処理によって、摂食量と体重を減少させる作用が現れることが分かりました。一方、切らずに直ちに100℃で加熱した場合には、この作用は認められませんでした。

この結果は、タマネギの働きを引き出すうえで、「切ってから一定時間置く」という加工・調理の過程が重要であることを示しています。同じ食材でも、調理前の扱い方によって体への作用が変わる可能性が明らかになりました。

本研究は、食品の健康機能を考える際に、含まれる成分だけでなく、加工・調理方法にも着目する意義を示した成果です。今後、有効成分や作用の仕組みの解明を通じて、肥満予防に役立つ食品の活用法につながることが期待されます。